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地学実習

印象に残った授業は?と聞かれた時に真っ先に思い出したのが、1 年生の時に行われた「地学実習」である。地学実習は、神奈川県にある城ヶ島の地層を見学し、その成り立ちを考察するというやりがいのある授業である。

授業の一環とはいえ、コロナ禍であまり行事ができていなかったので、他県までみんなで移動するのは遠足に行く気分でとても胸が躍った。

いざ城ヶ島に着くと、本格的な地層が一面に広がっており、とても観察し甲斐があった。それに班も終始和気あいあいとした雰囲気で、とても楽しいものになった。

しかし、楽しいだけでは終わらせてくれないのが附高である。実習から帰るや否や待っていたのはレポート地獄であった。度重なる提出日により生徒たちの精神と睡眠時間は削られ、レポートに頻出の地学用語「砂岩泥岩互層」と「スコリア」に関してはもはや生徒の流行語と化してしまった。

でも無事にレポートの提出を済ますことができたときはかなり達成感もあった。実習は楽しかったし、レポートで苦しむのもこの高校だからこそ味わえることではないだろうか。